天候:曇り のち 雨 のち 晴れ
気温:20~26℃
路面温度:23~33℃
Photo:INDYCAR(LAT) |
午前11時から午後4時までの予選は曇り空の下で行なわれ、トップ9=ファスト9にはアレックス・タグリアーニ(サム・シュミット・モータースポーツ)、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)、ダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)、ダン・ウェルドン(ブライアン・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ/アガジェニアン)、タウンゼント・ベル(サム・シュミット・モータースポーツ)、エド・カーペンター(サラ・フィッシャー・レーシング)、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、オリオール・セルビア(ニューマン・ハース・レーシング)、バディ・ライス(パンサー・レーシング)が入った。
エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)は意外なことに16位に低迷した。ライアン・ブリスコー(チーム・ペンスキー)は朝のプラクティスでプライマリーカーを壊し、スペアカーではまったくスピードを上げられず、24位にさえ入れなかった。
アンドレッティ・オートスポートは不調がさらに深刻化したかのようだった。スポット参戦のジョン・アンドレッティによる17位がベスト。レギュラーの4人は揃って今日とりあえずグリッドを与えられる24位に入れなかった。
第2セグメントは9人が1回アタック
午後4時半から6時まで行われる予定だった予選第2セグメントは、雨のために5時25分まで開始がずれ込んだ。9人のドライバーたちに与えられるアタックのチャンスは、残り時間から1回のみとなった。幸いにも雨雲は去り、晴れ間が差して来た。予選は6時で終わるのがインディ流だが、ファスト9全員に1回のアタックを完了させるチャンスを与えるとの発表がなされた。ファスト9に勝負をさせ、ファンを喜ばせることが優先されたのだ。そして、実際に全員がアタックを終えたのは6時7分過ぎだった。
最後にコースインしたタグリアーニは、第2セグメントでも最速を維持した。セルビアが227mph台を出し、ディクソンがそれを上回ってトップに立ったが、タグリアーニは落ち着いて実力を発揮。227.472mph(=約336.002km/h)のアベレージをマークしてインディでの初のポールポジション獲得を果たした。カナダ人としても初、サム・シュミット・モータースポーツにとっても初めてのインディ500ポールポジション獲得が、記念すべき100周年イベントで達成されたのだ。
サム・シュミットと喜びを分かち合うタグリアーニ。 Photo:INDYCAR(LAT) |
佐藤琢磨(KVレーシング・テクノロジー・ロータス)は10位。KVのチームメイトたちは、EJ・ビソが18位、トニー・カナーンが23位。トーマス・シェクターはアタックを2回行い22位。
スポット参戦のトップはベルの4位、ルーキー最上位はJR・ヒルデブランド(パンサー・レーシング)の12位、女性ドライバーはシモーナ・デ・シルベストロ(HVMレーシング)が3回アタックを行ない、24位につけたのが最高位だった。もちろん、明日の予選2日目=バンプ・デイに今日順位の悪かった面々はグリッドを奪われてしまう可能性がある。
Photo:INDYCAR(Dana Garrett) |
トーマス・シェクターは22位ですよね?
返信削除匿名さん、そして皆様、すみませんでした。
返信削除シェクターは22位が正しいです。記事を修正しました。
ご指摘、ありがとうございます。(更新係)