Round 5 Indianapolis 500 mile Race
Indianapolis Motor Speedway
インディアナポリス・モーター・スピードウェイ
インディアナ州 インディアナポリス
全長:2.5マイル(=約4.023km)×200周
コースタイプ:オーバル
Practice 1 5月14日
天候:晴れのち雨
気温:20〜25℃
路面温度:最高35度
走行初日に走ったのは32台だった。今年のインディには41組のコンビネーション(ドライバーとマシン)がエントリーしていて、ドライバー未定なのはサラ・フィッシャー・レーシングのカーナンバー57だけなので、初日には40台が走っても不思議はなかった。
走らなかったのは、ホー・ピン・タン(ドラゴン・レーシング)、デイビー・ハミルトン(ドレイヤー&レインボールド・レーシング)、ラファエル・マトス(AFSレーシング)、スコット・スピード(ドラゴン・レーシング)、アレックス・タグリアーニ(サム・シュミット・モータースポーツ)、チャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング)、ダン・ウェルドン(ブライアン・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ/アガジェニアン)、タウンゼント・ベル(サム・シュミット・モータースポーツ)の8人。走らなかった理由はパーツなどの準備不足、路面コンディションがまだ悪い、タイヤを大事に使いたい、ルーキー・テストですでに走っているため敢えて今日は走らなくてもよい……などだった。
走行時間が雨で短くされたため、プライマリーとスペアの両方を走らせたチームはなかった。
最も多くの周回=43ラップを走ったのはルーキーのジェイムズ・ヒンチクリフ(ニューマン・ハース・レーシング)。走行を行った中で最も周回数が少なかったのは、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)の6周だった。
それでもディクソンは2番手となるスピードをマークしている。それも、たったの4周目に。彼は3周目にはすでに平均時速を224マイル台に乗せていたのだ。彼のチームメイト、ダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)も走り出しから速かった。彼はディクソンより1周多い7ラップを走ったが、ベストとなる平均時速224.107マイルは計測2周目に記録されている。ガナッシのマシンの仕上がりの良さ、セッティング・レベルの高さがここに表れている。
スコット・ディクソン Photo:INDYCAR(Bret Kelley) |
インディ500には、「最初にコースインしたドライバーは優勝できない」というジンクスがあるが、エリオは去年に続いて真っ先にコースへと飛び出して行った。エリオは、史上最多タイとなる4勝目をジンクス破りで飾ろうと挑戦しているんだろうか?
ペンスキー勢の周回数は、ブリスコーが29周と多めで、エリオは9周、パワーは15周だった。
今日は32台のうちの12台がTカーだった。チーム・ペンスキーの3人、チップ・ガナッシ・レーシングの本家ふたりがこれに含まれる。ガナッシのサテライトチームは、グレアム・レイホールがプライマリー・カーで走行。ルーキーのキンボールは今日は走っていない。
アンドレッティ・オートスポーツは、レギュラー3人がTカーで走り、スポット参戦のジョン・アンドレッティだけがプライマリーで走行。KVレーシングテクノロジーは全員がプライマリーで走っていた。
パンサー・レーシングのルーキー、JR・ヒルデブランドが224.433マイルで3番手につけた。しかし、これは先輩チームメイトのオリオール・セルビアのドラフティング利用してのもの。ストレート1本分近く離れていてもドラフティング効果があるといわれるインディアナポリス・モータースピードウェイでは、ライバル勢が前を行くマシンとどの程度の間隔を持って走り、どの程度のラップタイムをマークしているか、有力チームはチェックを行っている。
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