ファイナルプラクティス 11:00〜12:00
33位 207.220mph(=約333.417km/h) 計4周走行
天候:曇り
気温:13〜14℃
決勝セッティングを十分に確認したかった琢磨だが、トラブルに阻まれる……。 Photo:Naoki Shigenobu |
カーブデイには決勝用セッティングを存分に試す。それが佐藤琢磨とKVレーシング・テクノロジーのプランだった。予選2日目に一切の走行を行わなかった彼らは、決勝前のファイナルプラクティスとして与えられる走行時間は1時間しかないが、4カー体制をフルに活かしてレース用セッティングを確認しようと考えていた。しかし、琢磨のマシンは新品のギヤボックスにトラブル発生。4周しか走ることができなかった。ベストは207.220mph(=約333.417km/h)で、33台中の33位だった。
その上、琢磨のチームメイトのEJ・ビソは87周を走りながら32位、トーマス・シェクターも31ラップしたものの31位と、KVレーシング・テクノロジーは最後方3台を占めることとなってしまった。トニー・カナーンは51周を走り、8番手につける223.868マイルをマークしたのだが……。
KVレーシング・テクノロジー・ロータスは琢磨とトニー・カナーンがミラー・ライト・ピット・ストップ・チャレンジに出場、しかし、どちらのドライバーも敗退。その後のエンジニアリング・ミーティングは非常に長いものとなった。
「全然何もできてないですがカナーンの走りだけが救い」
Photo:Naoki Shigenobu |
佐藤琢磨:4周っていっても、インスタレーションラップして、タイヤをスカッフして、タイムドラップは1周だけ、207マイルしか出せてなかったじゃないですか。全然何もできてないですよ。
――走ってないと同じですね。ギヤボックスが壊れたとか?
佐藤琢磨:そうです。
――トラブルの原因はもう判明してるんですか?
佐藤琢磨:いや、まだです。今、一生懸命探してます。これっていうトラブルのポイントが見つかってないんです。
――救いはトニー・カナーンが良いスピードを出せていた点ですね?
琢磨:はい、トニーは走りがすごく良かったので、それはたしかに救いですね。
――今日は寒めのコンディションで、レースデイのコンディションは大きく変わる、暑くなるといわれてますが?
佐藤琢磨:そう、全然違うものになるって予報ですよね。多分、日曜日はね。ただ、僕らは予選のセットアップから決勝のセットアップっていうのをやってないので、今日少なくてともああやっては走ることができて、チームとしてはデータが取れたので、それはひとつ良かったことですね。
――慎重に走るレースになりますね?
佐藤琢磨:ものすごく残念なファイナルプラクティスになっちゃいましたけど、こればっかりはしょうがないですから。レースで良い戦いができるよう、頑張るだけですね。
先日受賞が決まったファイアストン・タイリフィック・アワードの表彰セレモニーが、この日催され、琢磨に1万ドルが贈られた。 Photo:Naoki Shigenobu |
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