嬉しいニュースが入ってきた! ポール・トレイシーが第3戦ロングビーチに出場してくる。すでに参戦を発表しているインディ500の後にも、テキサス、トロント、エドモントン、ソノマで走る。
エントリーはドラゴン・レーシングから。オーナーはジェイ・ペンスキー。94年をもってロジャー・ペンスキーのチームから放出されたトレイシーが、今度はそのトップチームのオーナーの息子と組んでインディカーに出場するというのだ。
スポンサーは正式に発表されていないが、これまでトレイシーをサポートし続けてきたモテギ・レーシングホイールなどがマシンを彩ることとなる模様だ。
この話で気がかりなのは、ドラゴン・レーシングと、つい最近閉鎖されたド・フェラン・ドラゴン・レーシングの関係だ。ジェイ・ペンスキーはド・フェラン・ドラゴンの共同オーナーだった。しかし、「スポンサ-が集まらなかった」と、開幕目前になって参戦を急遽取りやめ、チームを閉じてしまった。
ド・フェラン・ドラゴンの件で白旗を揚げたのは、どうやらド・フェランだったようだ。そして、ルーソも撤退をした模様。それでもジェイにはインディカー・シリーズ参戦を続ける意思があった。そして、シャシーやワークショップのエクィップメントなどはジェイの所有だったということかのかもれいない。あるいは、チーム封鎖後に彼がお金を払ってそれらを取得したということか。
粘り強く参戦のチャンスを探し続けていたトレイシーを、ジェイは開幕目前になって訪れ、一緒に参戦計画に取り掛かることになったという。大都市でのレース5戦に漕ぎ着けた彼らは、それ以外にも今年中に出場できるレースを増やそうと頑張っていく。
なお、イディ500に関してだが、トレイシーはすでに発表しているドレイヤー&レインボールド・レーシングから予定通りに参戦するが、ドラゴンも他のドライバーを起用してでも出場することを検討中という。そのドライバー候補にはサム・ホーニッシュJr.やブルーノ・ジュンケイラも含まれているようだ。サムのインディ復帰も実現したら最高だ。
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