2011年4月30日土曜日

INDYCARインサイド情報&ニュース:カナーン車はロータスグリーンから“イタイパバ”レッドに大変身、他にも新マシンのカラーリングが登場

 シリーズ第4戦はイタイパバ・サンパウロ・インディ300・プレゼンテッド・バイ・ネスレ。ブラジルに集まったインディカーは26台で、ロングビーチからポール・トレイシー(ドラゴン・レーシング)だけが抜けた状態。
 ガレージに運び込まれたマシン、トニー・カナーン(KVレーシング・テクノロジー)の82号車はロータスのブリティッシュグリーンからガラリと大変身! 真っ赤っかになっていた。メインのスポンサーはグルーポ・ペトロポリスで、今回のレースの冠スポンサーにもなっているビールブランドのイタイパバを生産・販売している会社だ。

赤をベースとしたカラーリングにがらりと変わったTK車
Photo:INDYCAR(Chris Jones)
 社名の由来はリオ・デ・ジャネイロの内陸にある地域の名称で、ビールの名前もそのエリアの都市名。TK(カナーン)を今年サポートしている“TNT”というエナジー・ドリンクも同じ会社の製品だ。創業15年と若い会社だが、社長さんがレース大好きで、GTのレースとかでも頑張ってるんだと。おかげで売れ行き好調。業績を伸ばしてるとのこと。素晴らしい。

 ペトロポリスはもう1台サポートしている。チーム・ペンスキーのエリオ・カストロネベスだ。そちらのマシンは彼らのベーシックカラーリングをほぼ保ちつつ、今年イチバン派手な仕上がりになっている。イベントの冠スポンサーでブラジル人ドライバーのビッグネームふたりをフルサポートしちゃう。この力の入れようなら人気も出るだろうね。
 ダリオ・フランキッティは今回、ケロッグ・カラーを初登場させている。サイドポッドは人気キャラ=トニーの絵入り。リヤウィングが黄色い。

 ドレイヤー&レインボールド・レーシングのジャスティン・ウィルソンも色々なカラーリングで走っているひとりで、今回はHP=ヒューレット・パッカードがメインスポンサーについている。
 デイル・コイン・レーシングのルーキー、ジェイムズ・ジェイクスには今回からを白、オレンジ、ライトブルーという新鮮な3色を使ったカラーリングになった。“ビジット・オーランドウ”がスポンサーについたのだ。ディスニーワールドなどアトラクションがたくさん集まっているフロリダ州のオーランドウは、ゴルフのメッカなどとしても有名な観光地だが、さらに多くの人々を世界中から呼び込もうと、国際的マーケティング・プロジェクトをブラジルを拠点にスタートさせた。

 好景気に沸くブラジルからの訪問者も急増中なのだ。そこで、手始めにインディカーへのスポンサー活動を行うことに。キャッチフレーズは「私を笑顔にするオーランドウ」。ジェイクスはオーランドウ在住で、長年に渡ってオーランドウへの訪問者数が最も多いイギリスの出身と、まさにパーフェクトな存在だったとのこと。
 ライアン・ブリスコーのマシンは、ペンスキー・トラック・リーシングの時と基本的に同じカラーリングながら、今回のスポンサーはペンスキー・ロジスティックスとされている。

関連記事:INDYCARインサイド情報&ニュース:開幕戦とは違うカラーリングのマシンが多く出現、NASCARでの流れがインディカーにも
http://www.indy-amano.com/2011/04/indycarnascar.html

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