2011年4月3日日曜日

INDYCARインサイド情報&ニュース:開幕優勝とチャンピオン獲得の関係

 シーズンのスタートダッシュは有効なのか?
 去年の例を見れば、そうでもないコトがわかる。2連勝という素晴らしいスタートを切りながら、ウィル・パワーはランキング2位だったんだから。

 じゃ、開幕戦ウィナーがシリーズチャンピオンになったのは過去に何回ある? 調べ出したら、INDYCARが今年からCART&チャンプカー時代も自分たちの歴史に含めちゃってることを思い出した。なんか話が逸れちゃうんだが、少し説明すると……。

 開幕戦ウイナーとなったフランキッティの公式資料、通算勝利数は昨年までで26で、キャリア初勝利は98年のエルクハート・レイクとなっている。IRLファンはエルクハート・レイクなんて知ってるかなぁ……。ロード・アメリカってロードコース、ウィスコンシン州の。
 なんでこんなヘンなことになっちゃったのか。こういうところがIRLってか、INDYCARのいまだにわからないところ。2シリーズを一緒くたにするアイディア、受け入れ難いなぁ。多分、多くの人がそう考えていることと思う。しかし、今後のこのサイトでは、シリーズが発表した数字とかをそのまま載せるケースも出てくると思う。主催者発表を、いちいち自分の解釈で数字を直して……ってワケに行かない場合が考えられるから。困ったもんだ。(このあたりは次の記事で納得できない理由を説明しよう)

 ともあれ、今回の記事ではチャンプカーの数字はカウントせず、1996年からの数字=IRL時代になってからのことだけをみていきたいと思う。これまでに15シーズンがあって、開幕戦ウィナーとチャンピオンが同じ年は6回だった(下記)。
 意外に少ないな、と。今年の場合、ディフェンディングチャンピオン(それも過去2年の王者)がイキナリ優位に立ったんで、彼以外の面々とすれば、「ヤバいなぁ……」と感じてるところもあるでしょう。
 そうした人たちには、「まだまだ勝機は十分ありますよ」と言いたい。それに、ダリオは3回チャンピオンになってるけど、その3回すべて開幕戦で勝ててない、なんてデータもあるから。

INDYCARおよびIRLにおける開幕戦覇者とチャンピオン
シーズン開幕戦ウィナーチャンピオン
96年バズ・カルキンス*カルキンス&スコット・シャープ
96-97年シャープトニー・スチュアート
98年スチュアートケニー・ブラック
99年エディ・チーバーグレッグ・レイ
00年ロビー・ビュールバディ・ラジア
01年サム・ホーニッシュJr.*ホーニッシュJr.
02年ホーニッシュJr.*ホーニッシュJr.
03年スコット・ディクソン*ディクソン
04年ホーニッシュJr.トニー・カナーン
05年ダン・ウェルドン*ウェルドン
06年ウェルドンホーニッシュJr.
07年ウェルドンダリオ・フランキッティ
08年ディクソン*ディクソン
09年ライアン・ブリスコーフランキッティ
10年ウィル・パワーフランキッティ

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