INDYCARが各順位に与えられるポイント(例えば優勝は50点)に対し、ポールポジションのボーナスは1点と少ない(詳細は前の記事 http://indy-amano.blogspot.com/2011/04/2011-indycarindycar.html で)。アメリカでは他のシリーズでもそうだが、予選より決勝を断然重視する姿勢が取られている。
ところが、インディ500では去年から、その考えに逆行するルールが採用された。今のところ発表がないので、今年も同じルールが適用されるはず。
もともとインディ500では予選も非常に重要なものとして開催されてきている。「インディ500のポールポジションは他のレースの優勝にも匹敵する」と多くのドライバーたちが言ってきたほどだ。
去年、INDYCARはインディ500の予選方式を変更(詳しくはインディ500が近づいたときに解説します)。それと同時に、予選にスペシャルポイントが用意されることになった。
それも、予選上位に与えらえるポイントがデカい。ポールポジション獲得者には15点! 以下、予選2位から9位までには13-12-11-10-9-8-7-6点、予選10〜24位は4点、予選25位〜33位は3点と、他のレースとのバランスが悪いのでは? と心配になるぐらいに気前良くポイントを出す。ポールを獲得したら、他のレースで15位に入ったのと同じポイントを稼げるのだ。
こうなるとインディ500の予選はタイトル、あるいはシリーズランキングを戦う上での重要性も非常に高くなる。ドライバーたちは自ずと普段以上の力を注ぎ込み、インディアナポリス・モータースピードウェイに集まるファンも、テレビで予選を見るファンもエキサイティングな戦いが期待できるという次第。
なお、インディの次の第6戦テキサスは、今年から275キロのレースを1日で2回(!)行う方式になるが、そこでは各レースでの順位に従い、通常の半分のポイントが与えられることと決まっている。
0 件のコメント:
コメントを投稿