2011年4月4日月曜日

2011 INDYCARシリーズ解説:INDYCARのポイント・システム(1)

 まだ17戦のうちの1戦が終わっただけだけれど、IZODインディカー・シリーズのチャンピオンシップポイントを確認しておこう。各レースから以下の通りのポイントがドライバー、そしてエントラントのそれぞれに与えられる。
 シリーズチャンピオンは年間を通して最も多くポイントを稼いだ者(有効ポイント制ではない)となる。

 そのほかにロードコースとストリートコースだけで競われるマリオ・アンドレッティ・ロードトロフィーと、オーバルだけでの獲得ポイントで争われる(最終戦ホームステッド・マイアミでのポイントは除くのが去年のルールだったので、今年の最終戦ラス・ベガスで、そちらも除外される……はず?)AJ・フォイト・オーバルトロフィーがある。これらふたつのトロフィーは去年制定されたもので、初代チャンピオンはロードがウィル・パワー、オーバルがダリオ・フランキッティだった。

INDYCARシリーズ ポイントシステム
1位 50点2位 40点3位 35点4位 32点
5位 30点6位 28点7位 26点8位 24点
9位 22点10位 20点11位 29点12位 18点
13位 17点14位 16点15位 15点16位 14点
17位 13点18〜24位 12点25〜33位 10点
ポールポジション・ボーナス 1点
最多リードラップ・ボーナス 2点

 1レースで稼げる最大ポイントは、ポールポジションの1点+優勝の50点+最多リードラップの2点=53点。開幕戦ではポールポジションがウィル・パワーで、ウィナーがダリオ・フランキッティだったから、ダリオは52点(優勝の50点と、最多リードラップのボーナス2点)、パワーは41点(2位の40点と、ポールのボーナス1点)を稼いだ。
 このように昨年度ランキング1位と2位がその順番通りに開幕戦ではゴールし、大量ポイントを獲得したワケだが、その一方で昨年度ランク3位のスコット・ディクソンは16位で14点しかゲットできず、ランク4位だったエリオ・カストロネベスは20位、ランク5位だったライアン・ブリスコーも18位で、このふたりは最少ポイントの12点しか稼げなかった。

 去年の佐藤琢磨は開幕から2戦連続でアクシデントによるリタイア。どちらも22位にランクされ、獲得ポイントの合計は最小ポイントが2戦だったから24点だった。今年は5位と順調な滑り出し。早くも去年の2戦分を上回る30点を1戦だけで手にしている。

 ……と、ここまではポイントシステムのベーシック。去年から、これにインディ500予選のスペシャルポイントが加わったので、次の記事(http://indy-amano.blogspot.com/2011/04/2011-indycarindycar2500.html)で紹介しよう。

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