2011年4月23日土曜日

2011 INDYCARインサイドコラム4 R3ロングビーチ “ビソのクラッシュは実にこれで今シーズン5回目”

ビソといえばクラッシュ、というイメージがいまや定着

 KVレーシング・テクノロジー・ロータスのEJ・ビソは、一昨年のデビュー以来、クラッシュを重ねてきている。その数を正確に数えてきてはいないが、ライバルたちよりもかなり多いのは確かだろう。今年のセント・ピーターズバーグでの開幕戦で、彼は走行開始からのプラクティス3 回で3回クラッシュした。

「最初のはメカニカルトラブルが原因だったよ」とビソは言っていた……じゃ、その他の2回は自分のミスだったんですね……ヤッパリ。
ロングビーチ決勝、またやっつけてしまいました。Photo:INDYCAR(Chris Jones)
 バーバー・モータースポーツ・パークでは決勝でクラッシュ。そして今回、ロングビーチでも決勝でアクシデント。これで今シーズン5回目。
 そのアクシデントの直後、ピットでスピードチャンネルのコメンテイターがマイクを握り、「去年のクラッシュダメージは300万ドル超でしたから」とテレビカメラに向かって言っていた。その数字はビソだけで? それともKV全体で? いずれにせよ巨額だ。かなりの額にのぼってたろうとは思ってたが、まさかそこまでとは……。トレイシーが仲のいいバッサーをツイッターでからかうというか、哀れんでいるのもわかる。

 ベネズエラ出身の小柄なドライバーは、レーシングカート時代からプロだというが、ラテンドライバーらし過ぎの感アリ。ただし、ここ2レースはプラクティス(&予選)ではぶつかっていない。チームのセッティング・データ収集に貢献すべく、奮闘しているんである。

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