レースは今年も90周。満タンで30周を走れればピットストップ2回でゴールまで走れる計算だった。去年のレースでは、燃費に気を配っていないと満タンで30周を走るのが難しい状況となっていた。しかし、今年はアクシデント多発=フルコースコーション多発だったから、燃費がかなり厳しい……という話には一切ならなかった。
優勝したウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は、一度もトップを明け渡さない走りを見せながら、同時に燃費セーブもしていた。彼が最初のスティントを終えてグリーンフラッグ下でピットに向かったのは、31周目のことだった。2位を走っていたライアン・ブリスコー(チーム・ペンスキー)は、それより3周も早い28周目にピットインしていた。
チップ・ガナッシのふたりもパワーと同等の燃費を達成
パワーと同じだけの好燃料を実現したのは、予選3位でレースでも3位を走行していたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)と、ダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)の2人だけだった。フランキッティは予選でトップ6に入れず――ショックを受けたことでしょう――7位スタートだったが、リスタート1回目で5位にジャンプ。1回目のピットストップを終えるとブリスコーの後ろの4位までポジションを上げていた。
表彰台に立った3人の実力が光った一戦だった。Photo:INDYCAR(LAT) |
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