2011年4月2日土曜日

2011 INDYCAR シリーズ 大会プレビュー2-1 第2戦バーバー・モータースポーツパーク:昨年、琢磨は予選ファイナル進出6番手もマシントラブルでリタイア

2010 アラバマ(バーバー・モータースポーツパーク)レビュー

佐藤琢磨は予選ファイナル進出6番手もマシントラブルでリタイア
カストロネベスがシーズン初勝利、パワー3連勝を逃す

 去年のバーバー・モータースポーツパーク(BMP)、天候は予選・決勝ともに快晴に恵まれた。最高気温は予選日が摂氏23度で、決勝日はそれより少し高くなった26度だった。
 去年は第3戦としての開催で、出場は25台。開幕2連勝でノリノリのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がポールポジションを獲得。バーバーも制する勢いを誇っていた。しかし、90周のレースで勝ったのは予選3位のエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)。
2010 バーバー・モータースポーツパーク
Photo: INDYCAR(Dan Helrigel)

 序盤の12周目に出されたフルコース・コーションでピットに入る作戦がパワーの敗因。コースに残った面々の後ろに回り、その不利をついに跳ね返すことができなかった。勝てるスピードを持っていながらシリーズレコードとなる開幕3連勝は果たせず、4位に。
 コーションは序盤に1回、終盤に1回の合計2回発生。2位はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング:予選5位)で、3位はダリオ・フランッティ(チップ・ガナッシ・レーシング:予選7位)。最多リード・ラップは中盤にトップを走り続けたマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート:予選4位)。そのマルコは5位でのゴールだった。

 上記に名前の登場しなかったが、予選ファイナルのファイアストン・ファスト6に進出したドライバーはマイク・コンウェイ(ドレイヤー&レインボールド・レーシング:予選2位)と佐藤琢磨(KVレーシング・テクノロジー:予選6位)のふたり。コンウェイは9位フィニッシュ、琢磨はスロットル・トラブルでリタイア=最下位の25位。オーバーテイクが難しいコースでは燃費セーブも戦略の大きなポイントになり、ピット・ストップの重要性も極めて高い。

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