2011年3月26日土曜日

INDYCARシリーズ ロード/ストリートコース予選方式 開幕戦の予選を前に3セグメントのレギュレーションを再チェック

 タイヤレギュレーションの紹介でも述べたとおり、今年もストリートコースを含むロードコースの予選は3段階だが、それぞれのセグメント(ステージ)で使用できるタイヤは1種類に定められた。ここが今シーズンの予選の一番のポイントとなるのだが、開幕戦の予選を前に、各セグメントのレギュレーションをもう一度おさらいしてみよう。

第1セグメント

 出場全車は2グループに分けられる。各グループに15分間の走行時間が与えられる。フルコースコーションが発生した場合、それはその時間内に含まれる。
グループ分けはクジ引きで予選日に決める。
 各グループの上位6人が第2セグメントに進出する。第2セグメントに進めなかったドライバーたちには、13位以後のグリッドが各自のベストのラップ・タイムの順に与えられる。
 このとき、グループ1のドライバーたちが奇数番号のグリッド、グループ2のドライバーたちは偶数番号のグリッドに並ぶ。これは、後で走るグループ2の方が路面にタイヤラバーが乗るため、速く走れるコンディションとなるためで、僅かではあるがグループ1のほうがグリッド順では有利とされる。
 また、今年からの新しいルールで、各チームは走行開始前に使用タイヤをプライマリーかオプショナルのどちらにするかを決定し、申告しなければならない。


第2セグメント

 走行時間は15分間。フルコースコーションが発生しても時計は止まらない。第1セグメントで記録されたラップタイムは第2セグメント開始と同時に無効となり、第2セグメントで記録されたラップタイムのみによって、その速い順に6人が第3セグメント=予選最終セッション=ファイアストン・ファスト6へと進出できる。
 第3セグメントへ駒を進められなかったドライバーたちは7番から12番につく。


第3セグメント(ファイアストン・ファスト6)

 最終ステージは10分間と短い。トップ6グリッドを競い合う予選セッションは、第2セグメント終了から10分後にスタートされる。第1、第2セグメントとは違い、第3セグメントは5分間のグリーンフラッグでの走行時間が保障される。
 第2セグメントで記録されたラップタイムは無効。
 ピーク・ポール・アウォード、それを含むトップ6グリッドは、この第3セグメントで記録されたラップタイムのみによって決定される。

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