3月27日
決勝 5位 2時間01分29秒6321
佐藤琢磨、インディカーキャリア初のトップ5フィニッシュ達成!
2011年シーズンも最初のレースは一瞬のミスが大きなクラッシュに繋がりかねないストリートコースだ。しかも、スピードを落とした状態からの2列スタート、多くのルーキーの存在など、ただでさえ展開の読みにくい開幕戦に今年はいつも以上に未知の要素が加わっていた。琢磨は去年のセント・ピーターズバーグと同じ11番手グリッドから100周のレースのスタートを切った。
スタート直後に上位陣を巻き込むマルチクラッシュ発生 Photo:INDYCAR(Chris Jones) |
――最初のスタートでは多重クラッシュは、うまく切り抜けましたね。
佐藤琢磨:エリオ・カストロネベスが止まり切れなくて、去年のブラジルみたいで、すごいダストが舞い上がっていました。僕はものすごく慎重に行ったんですよ。それで順位アップができた。あのまま上がって行けたらよかったんですけど、順位を落とちゃいましたね。
――自分のレース内容をどう評価しますか?
佐藤琢磨:タフなレースでしたね。特にリスタート、今年から2列スタートになったんですけど、アウト側はすごい埃でした。1コーナーで毎回順位を落としてしまったのがすごく悔しかった。でも、その後は少しずつペースを上げて行けて、コース上で何台かオーバーテイクできて、それからピットストップもこの冬の間にチームが練習をこなして大分スピードアップして、結果的にシングルフィニッシュができました。シーズンをこういうカタチでスタートできて本当に良かったと思っています。
――リスタートは偶数順位でアウト側になってばかりでしたね。
佐藤琢磨:外側は路面がすごくダスティでした。
リスタートで1コーナー侵入を争う上位陣。琢磨はアウト側にいる。Photo:INDYCAR(Chris Jones) |
――最終スティントはレッドタイヤで行くということも検討していたようでしたね?
佐藤琢磨:あの判断はちょっと難しかったですね。自分がレッドを履いていた時はずっとトラフィックに引っかかってる状態でしたから、タイヤの本当のパフォーマンスっていうのがわからなかったんです。1回目のピットストップの後はブラックで走りましたが、コンシスタントではあったけど、グリップ自体はやっぱりレッドの方が良いだろうって感じていました。それで僕の方からはレッドって言ったんですけど、前が掃けてね、僕のペースがわりと安定したので、チーム側がブラックで行こうと決めました。僕としてはチームのストラテジーを信じてブラックで行きました。
――そうしたら最後の最後でタグリアーニが迫ってきました。
佐藤琢磨:最後の15周は厳しかった。ピットアウトしてからの最初の頃にタイヤを酷使して、自己ベストで10周以上した後、どうもバランスがね、リヤの落ち込み具合が激しくて……かなりコース上にとどまるのに苦労をしてました。でも、今回は絶対にフィニッシュしたいって思ってました。
――ピットストップでウィングのセッティング変更とかはなかったですね。
佐藤琢磨:レースの序盤はトラフィックの中を走らなければいけない。そこから路面はどんどんと良くなって行く。レッドでのロングランというのが今回は確認できていなかったんです。今朝やれたことはやれたんですが、気温が低かったのでそんなに参考にはならなかった。それで、レースでのウィングセッティングは、レッドとブラックの格差を縮める設定にしていました。それでウィングの変更はせずに、タイヤの内圧調整だけを行なっていました。
――シングルフィニッシュである上に、初めてのトップ5フィニッシュを飾れたことをどう思いますか?
佐藤琢磨:今日はラッキーな面もありました。上位が結構潰れてましたから。自分たちはもっと力を上げて行かなくちゃいけない。シングルフィニッシュを続けて行きたいです。チームもこれから良くなって行くと思うので、自分も頑張って行きたいですね。
――開幕戦でトップ5フィニッシュ。とても良いスタートを切れました。
佐藤琢磨:自己ベスト更新を成し遂げなくちゃいけない。そう思っていたので、シングルフィニッシュは絶対にしたかったんです。今日はサバイバルレースになるとわかってました。レース中にはリスタートで順位を落とすこともあって、トップ10から落ちてしまったことも何度かあったんですけど、最後までプッシュし続けた結果がキッチリとリザルトに残った。それは去年と違っているところで、僕はチーム全体の力がアップしているところが見えたと感じています。
――ほとんどのドライバーたちがマシンにウィズ・ユー・ジャパンのステッカーを貼ってくれていました。
佐藤琢磨:リーグはスタート前に1分間の黙祷を捧げてくれました。この上ないサポートをしてくれています。みんなが協力をしてくれている。それは本当にうれしいことです。
開幕戦でトップ5フィニッシュ! 佐藤琢磨が幸先の良いスタートを切った。慎重さとアグレッシブさ、両方をうまくバランスさせた戦いとなっていた。KVレーシング・テクノロジー・ロータスのパフォーマンスも素晴らしかった。
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